



はぁもにかは、クライアントとの2年間にわたる打合せの中で、介護施設がどうあるべきかを徹底的に議論した上で計画されました。
介護老人保健施設としては珍しい、全室個室の採用や、必要十分な大きさを保持しながらも省スペースに配慮したトイレ、効率的な浴室の配置、洗濯などの動線、和室小上がりの高さや、照明の色温度など、建物全体に関することから個々のスペースの作り方まで、教科書通りではなく、実際の車いすや介護職員の動きを研究し、クライアントとともに導き出した結論が反映されています。
内部を7つのブロックで構成し、それぞれを”七福神”になぞらえているのも、入居者に愛着を持って過ごしてもらえる場をつくるための、ひとつのアイデアです。
大きなガラス張りのデイルームや、デイルームのガラスに囲まれたダイナミックな中庭など、陽の光がふんだんに差し込む明るいスペースで、入居者の方々は生き生きとした笑顔を見せてくれているようです。