


茨城県庁からほど近い卸売り団地の一角に計画された賃貸マンションです。
三方を道路に囲われた敷地周辺には、無彩色の四角い建物が建ち並んでいたため、この建物には有機的で曲線を活かした意匠を心がけました。
水平のラインを卵型の棟が受けとめているデザインは、仕事を終えてこのマンションへと帰って来る住人を、やさしく迎え入れます。
色彩計画は、白を基調とした中に、赤と青のアクセントカラーを効果的に配し、さわやかで活力を感じさせるものとしました。
基本的には単身向けのマンションですが、各住戸の間取りは、幼いお子さんを持つ夫婦が暮らすのに十分な広さがあります。
また1フロアに配された5室は、暮らす人が暮らし方によって部屋を選べるよう、すべて異なる間取り、内装としました。
比較的若い世代の方に向けて、楽しく生き生きとした暮らし方を提供する、シンプルでライトな感覚にあふれる魅力的な集合住宅となりました。